Cygwinのコンソールから秀丸エディタを立ち上げる方法

本日格闘したネタについて、忘れないうちにメモしておきます。

Ubuntuを始めとして、Linuxデスクトップのディストリビューションが数多くあり、Unix互換機としてMacが支持される中、開発環境として、Windowsを選択する理由は限りなくなくなりつつあります。

今あえて開発環境として、Windowsを選択する理由は何か、と言えば、秀丸エディタの存在以外ないでしょう(なぜUbuntuやMacに秀丸エディタがないのだ…)。

というわけで、Cygwinのコマンドコンソールから、秀丸エディタを立ちあげて、愉快に開発を行うためのbashスクリプトを書きました。

コード例

以下bash関数を、.bash_profileに書き込めばOKです。 秀丸エディタのパスは、環境によって書き換えが必要です。

hidemaru()
{
	local options
	local path
	while [ -n "$2" ]
	do
		options+="$1 "
		shift
	done
	path=`cygpath -w "${1}"`

	/cygdrive/c/Program\ Files/Hidemaru/Hidemaru.exe $options $path &
}

ちょっとトリッキーなコードですが、要するに、最後の引数を、cygpathを使って、 CygwinのPATHからWindowsのPATHに変換しているだけです。 いろいろやってみた結果、これが一番シンプルにかけたと思っています。

使い方

基本的に、コマンドライン上での利用方法同様です。オプションなども使えるはずです。

 $ hidemaru オプション... ファイルパス

その他

同様にして、WindowsのGvimを、Cygwinから呼び出すこともできます。

wingvim()
{
	local options
	local path
	while [ -n "$2" ]
	do
		options+="$1 "
		shift
	done
	path=`cygpath -w "${1}"`

	/cygdrive/c/Program\ Files/vim/gvim.exe --remote-tab-silent $options $path &
}

既にGVIMが起動していた場合、タブとして起動するようにしています。

これで、Cygwin上でGitやらgccやらPythonやらを使いつつ、秀丸エディタと連携できます。

have fun programming.